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プレスリリース:自治体におけるこども達の健康情報の一元管理について、和歌山県立医科大学とともに産学連携で特許を取得

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製造業や大学など幅広い業界へ自社開発ソフトウェア「デザイナーシリーズ」を展開する株式会社ユニオンシンク(本社:大阪市中央区、代表:西谷 洋志、以下当社)は、このたび、和歌山県立医科大学とともに共同特許を取得しました。

<特許概要>
特許情報プラットフォーム(J-PlatPat) https://www.j-platpat.inpit.go.jp/c1801/PU/JP-2022-064870/11/ja
特許名称:画像情報認識装置、画像情報記憶媒体構築方法、画像情報認識方法、及びそのためのコンピュータプログラム、及び保健情報管理方法
発明者:北野尚美、玉置壽一
出願人:公立大学法人和歌山県立医科大学、株式会社ユニオンシンク
出願番号:特願2021-167768 出願日:令和3年10月13日
公開番号:特開2022-064870 公開日:令和4年4月26日
特許査定日:令和5年12月12日

・開発の背景

和歌山県では、県内約3分の2の市町村で共通した紙ベースの「和歌山県母子健康カード」とマニュアルを使用しているにもかかわらず(2020年時点)、それぞれの自治体に導入されている母子健康情報ソフトウェアが異なっていました。そのため広域での情報の統合に支障があり、データの分析による市町村間の比較検討ができないという課題がありました。
加えて、小学校~中学校の健康情報を記録する学校保健情報管理システムは、母子保健情報管理システムとは別の管轄であり、就学を境にこどもの発育発達の履歴が途切れてしまっていました。

・特許の取得と業務範囲

当社は、母子健康カードに準拠したシステムの開発に着手。カードの情報をシステムに入力することで、妊娠期から5歳児健診までの健診データの一元管理を行える仕組みを構築しました。入力欄は母子健康カードのレイアウトに従っているため、直感的に入力作業を行うことができます。
また、学校保健情報管理システムとの双方のシステムで保持している管理番号にて突合を行うことで、妊娠・出産から中学3年生までの健康情報を縦断的に比較・参照することが可能になっています。
このような一元的な保健情報管理の考え方について、7つの項目で特許を取得しました。

(本資料に掲載する著作物の複製権・上映権・譲渡権・公衆送信権(送信可能化権を含む)は、公立大学法人和歌山県立医科大学と株式会社ユニオンシンクが保有します。無断で複製する行為(コピー、スキャン、デジタルデータ化など)は、著作権法上での限られた例外を除き禁じられています。)

・期待される効果と今後の展開

開発した仕組みによって、これまで就学を境に途切れていたこどもの発育発達の軌跡がリアルタイムで可視化でき、結果として胎児期から義務教育修了まで連続観察が可能となりました。とりわけ、思春期までのこどもの生活は地域に密着していることから、それぞれの地域で、個々の子どもの健康状態とともに、集団特性をリアルタイムで把握し可視化して、早期介入策の検討に役立つことが期待できます。
仕組みとともに開発したシステムは全国の乳幼児健診や学校健診に対応できる汎用性があるもので、今後は全国の都道府県でこの仕組みの普及と実装研究を行い、こどもの健康状態の向上に寄与してまいります。


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